経過漫画

1ページ目。カドとカジが街路を歩いており、カジのモノローグから始まる。「最近の僕の勝負はほとんどカドクラさんが立会っている。というかプロトポロスの後からそうなり始めた感じだ。カドクラさん曰く“ヤコウ立会人がお屋形様に付き、ノワ立会人が教育や指揮監督を先行する今…実質 カジ様の専属はこのカドクラユウダイということになります”らしい。そして度々このように一緒にカドクラさんと帰ることがある。徒歩だったり車だったりバイクだったり…」
2ページ目。カジがカドに話しかける。「今日の勝負も焦っちゃいましたよ~」カドはそれに対して微笑む。再びカジのモノローグ「彼は基本的に帰路で僕が襲われても、助けないと忠告していた。まあ、とにかくカドクラさんと話すのは意外と楽しい」二人の後ろには、(カジが私的に用意した)護衛が一人ついてきている。カジは「あ、そうだ。今日は百鬼夜行に寄ろうかなって思ってるんです」と言う。カドは一瞬呆けた表情をする。
3ページ目。カジは話を続ける。「ほら、最近ヤコウさんに会ってないので…といっても多分不在なんで、お店の雰囲気だけ感じたくてですね…。よかったらカドクラさんもどうですか」カドの顔に汗がにじみ、目を見開いて恐怖と焦りの表情をする。喫茶店に着くと、ヤコウがおり「おや カジ様にカドクラ立会人ではありませんか」と話しかけられる。
4ページ目。席に着いていた梶は「夜行さん!今日いらっしゃったんですね!会えて嬉しいっす」」と笑顔になる。梶の向かいに座っている門倉は真顔で遠くを見つめている。夜行は「さ、どうぞ」と自分で淹れたコーヒーを二人に提供し、「では私はこれで」と去る。「夜行さんやっぱり忙しいんですね」と梶は言う。
5ページ目。「いただきます」と言うカジに、カドは「カジ様…」と声を掛ける。カジは「何ですか?」と返しながらもコーヒーを飲む。「あーあったまるー」と笑顔のカジに、カドは「コイツ飲んどる…」と心の中で驚愕する。カジは「カドクラさん」と改まって名前を呼ぶ。
6ページ目。カジは「とにかく飲んでみてください。僕を信じて。ねっ?」と微笑みながら言う。カドは顔を歪ませながらも、コーヒーを一気にあおる。そして驚いた顔をして「!うまい」と呟く。
7ページ目。カジが説明する。「ヤコウさん 昔、キャラさんとコーヒーの味で勝負して。まあ色々あって割り込んだ僕が勝っちゃったんですけど。それでキャラさんやカールさんに「まずい」って言われたのが余程ショックだったのか、次来た時はおいしくなってたんですよ」カドは「そうだったのですね」と返事をしながら「いや…お前に負けたのも要因だと思うが。まさかこいつヤコウ立会人のコーヒーにまで影響を与えるとは…」と思う。そして「しかし良かった…これを飲むことで立会人人生に支障が出る程の想定と覚悟をしていましたから」と言う。カジは「そこまで?!」と驚く。
19/3/21

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