白状漫画

漫画1ページ目。百鬼夜行後日、ヤガとゴジョが会話している。「今日一日休め」「必要ないですよ」「強制だ」「マジのパワハラだ!!ていうかせっかく出勤したのにブー」「お前が電話に出ないから(怒りマーク)」こうして休むことになったゴジョが「帰るかー」と校内の廊下を歩いていると、一室の扉が半開きになっており、ゴジョがそこをのぞき込む。></a><br>
<a href=2ページ目。室内ではイジがソファに座って作業しており、手前のテーブルにはパソコンに加えて資料等が積みあがっている。ゴジョはその様子を見て「デスクじゃ幅足りなくなってんじゃん」と思う。そして「イジチィ!!困ってるでしょ?困ってるだろ?」と叫びながらイジに突撃し、イジは「ぐわ」と声を上げながらも「何がですか」と聞く。「だって僕が急に休んだんだよ。スケジュール大崩壊でしょ。ゲトウの件の後片付けもあるしさ」と返すゴジョにイジは「『ゲトウ』…」と思いながら「いえ、お休みになるのは分かってましたから…」と言う。ゴジョはその言葉を聞いて何かに気付く。(また、ゴジョは顔をイジに突撃させた衝撃で包帯が少しほどけて眼が露出している)
3ページ目。「んんんんん?」とソファに座り直したゴジョがじろじろとイジを見やり「なーんか言い方が気になるなー。単に学長から聞いただけじゃないな?」という視線を送る。イジは「分かってたというか、学長にゴジョウさんを休ませるのを提案したのは私なんです」と白状する。「スグルのことできっと悲しんでるって?お前にしては珍しく余計なお世話だね」「すみません。…ですが私は知りません。お二人がどんな関係だったのか」
4ページ目。「ゲトウスグルは私の先輩でしたが、高専時代はほとんど関わりがなかったですし、離反についても詳しい内容は秘匿されていました。今回オッコツくんに接触しようとした件で、ようやく補助監督としてゲトウスグルの情報を閲覧できたんです」そう言うイジに「あなたもその時まで教えてくれなかった」というモノローグが挟まる。続けてイジは決意したような表情で「だから私はあくまで、今回の大規模な戦闘に参加した方々に、できるだけ休んでいただくということをお願いしただけです」と言う。ゴジョは「こいつ」と思いながらも、頭をイジの肩に置く。「知らない、ね…。じゃあ一つ教えてあげる」
5ページ目。「当時僕らは任務もバラバラでさ、一人でいることが多かったんだよ。ちょっと前まではスグルとショウコとよく三人でいたんだけどね。だからかなー、あいつが事を起こすまで何も言ってくれなかった。もっと皆で一緒にいれば何か変わったのかもね」そう語るゴジョにイジが沈黙していると「なんかぼーっとした顔してるけどお前も含めてだよ?僕はちょくちょくお前にちょっかい出してたけどさ」と指摘する。「……村落の住民やご家族の殺害はともかく、その後の宗教団体を根城とした活動は相当な計画性がありました。私には…そう簡単には揺るがない決意を感じられました。イエイリさんやナナミさんは分かりますが、私一人増えたって変わらないですよ」と返すイジにゴジョは「んー」と何か考え込んだ曖昧な返事をする。
6ページ目。学生時代の回想。教室内にイエとゴジョが会話している。「そういえば1年の歓迎会してなかったよね。いつやるの?」「んー?やんなくてよくね?」「お前好きでしょそういうの。ナナミとハイバラの時もはしゃいでたじゃん」「やりたくねー」「1年にもう嫌われたの?」「違ぇよ。……違ぇーけど、歓迎会したら…スグルにも紹介しなきゃじゃん」
7ページ目。「1年…イジチ(あいつ)がスグルのこと知っちゃったらさあ…絶対俺より仲良くすんじゃん!!!ナナミとハイバラもスグルの言うことばっか聞くし!俺 先輩風吹かせられねーじゃん!」「は?くだんな。よく分かんないからお前ら抜きでやるわ」回想終わり、「なーイジチに突撃したせいで包帯解けた。責任取って巻け」とゴジョが言う。「えっ?!?!」とイジは戸惑う。
8ページ目。イジが包帯を巻き直している間ゴジョは眼を閉じてじっとしている。そして「さらに後日」というナレーション。チュンチュンと鳴き声がする朝の洗面台でゴジョが眠そうな目で包帯を片手に持っており、「伊に巻き巻きされる心地良さを知ってしまい、自分で巻くのがだるくなった五。目隠しを変えることを考える」とナレーション。
24/1/14

home呪術>白状漫画